〇月1日(水)入院13日目

2020年代 1回目

そして突然、退院が決まったわけだが、総じて、この入院は実に楽しい経験だったように思う。
鬱で入院した時はいろいろ、特に対人面を中心に辛かったが、躁だとわりとテンションで乗り越えてしまった感がある。

心残りは、2日後のOT「音楽」に曲のリクエストをしたのが聴けないままいなくなるということだ。
ちなみにリクエストしたのは、「Simon & Garfunkel – Wednesday Morning, 3 A.M.」である。

何人かの看護師さんと病棟主治医に送られ、ひっそりと退院。
ひっそりとは言えども「〇〇さん退院で~す」とナースステーションには声をかけてくださるので、居合わせた看護師さんたちはニッコリ会釈してくださったりする。

急激ではあったが、穏かな退院劇だった。
なお、入院費用は2件入っている医療保険(ひとつは共済)で十分賄えた。

ところで、急な退院には複数の理由があったわけだが、その一つが次の仕事の面談である。

午前中に退院し、そのまま12時から派遣元とWEB面談の打ち合わせ、13時から派遣先とのWEB面談本番。
派遣元との打ち合わせがたっぷり30分以上、何度も何度も模擬練習をさせられ、最近の派遣は大変だなと本当に思う。

しかし、その甲斐あってか、1週間後に内定をいただいた。
双極性なので、躁状態の時には仕事が決まりやすいのだ。続くかどうかは…双極の鬱と、発達の胡麻化し具合、職場の環境次第である。

私の場合は相貌失認で居場所をなくすのがデフォルトなのだが…そのあたりはまた、別の日に。

なお、退院のもうひとつの理由とは、家族(息子)が「今すぐ退院しろ、帰ってこい」と言ったからである…。

Posted by Kanrinin